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高濃度ビタミンC点滴療法

ビタミンCは‘肌がきれいになる’ことから多くの女性が摂取されています。肌の成分であるタンパク質、コラーゲンをつくるのにビタミンC が欠かせない栄養素であるからです。身近なレモンが体に良いことは知らぬ間に私たちが身につけている常識でもあります。

‘ビタミンCが風邪に効く’みなさん一度は聞いたことがあると思いますが、 これは生涯で2度ノーベル賞を受賞した生化学者であるライナス・ポーリング博士が1970年に「ビタミンCとカゼ」という本を出版したことにさかのぼります。その後「がんとビタミンC」という本を共著で出版され「ビタミンCはがんにも効く」ことが伝えられました。このようなビタミンCの効果については現在まで色々な研究がなされ一時はまったく効果がないとの発表もありましたが2005年にNIH(米国国立衛生研究所)のマーク・レビン博士のグループが‘ビタミンCはがん細胞を殺す’ことを証明する論文が発表されてからその効果を証明する研究・論文がたくさん発表され、ビタミンCが病気を治したり、病気を予防する効果を持っていることは今は常識になっています。ビタミン(Vitamin)という言葉は「生命(Vita)を与える物質」という意味を持っており生体の正常な発育や物質代謝をコントロールする生命活動に欠かせない有機物質と言えます。しかしながらビタミンDを除くとビタミンは体内でつくられないのでヒトは毎日食べ物から摂取しなければなりません

すべての植物や大部分の動物は体内でグラム単位の大量のビタミンをつくることが出来ますがヒトは進化の過程でビタミンを合成する酵素に指令する遺伝子に突然変異が生じみずから合成する能力を失ったと考えられています。ヒトのエネルギーの源は糖ですがビタミンを体内で合成するためには糖が必要であり、飢餓(たとえば氷河期)を生き延びるために必要な糖をできるだけ生きるエネルギーのみに使用するためビタミンの体内合成が失われたと言われています。つまり私たちは生きるためにビタミンCを外から摂取しなければならない存在なのです。そしてビタミンCは強力な抗酸化物質です。先にお話したように我々が体の恒常性を維持できるのは老化・病気の元凶である過剰な活性酸素を除去する抗酸化防御機構を備えているからです。そのバランスの崩れを正してくれる一つの方法がビタミンCの摂取です。

最近の研究から高濃度のビタミンC投与が劇的な効果を身体にもたらすことがわかっています。ビタミンCの消化管からの摂取は一日3g程度が最大であり、この劇的な効果は静脈に3g以上のビタミンCを直接投与することによって成し遂げられます。また余分なビタミンCは尿中に排泄されるため副作用はほとんどありません

がん、カゼ、インフルエンザ、感染症、心筋梗塞、脳梗塞に効き、病気になりにくい体をつくってくれるのです。現在猛威をふるっているCOVID-19に効くことも推測され、実際にCOVID-19発生地である中国武漢やニューヨークの病院でも使用され効果が確認されていますCOVID-19の治療、そして予防として期待できます。

最近の研究では断食状態で高濃度ビタミンC投与を行うと特に大腸がんを治すことに寄与できる可能性も示唆されています(https://www.nature.com/articles/s41467-020-16243-3)。

‘あらゆるがん’に対する副作用のない抗がん剤として、また自然治癒力を能動的に高める方法として高濃度ビタミンC点滴療法を提供します。

当院で内視鏡検査、医療断食を受ける際に同時に高濃度ビタミンC点滴を受け、より強力なビタミンCの効能を得ることも可能です。ご希望の方は当院にご連絡ください(0797-35-8111)。

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