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明けましておめでとうございます。

[2025.01.06]
明けましておめでとうございます。
大晦日は再度山 大龍寺で除夜の鐘を鳴らした。昨年に別れを告げ新年を迎えられたことに感謝。
31日の合気道越年稽古からは食っちゃ寝状態で身体が鈍り今日はどうしても歩きたくなった。最近は三日動かしていないと身体がすぐに錆び付く感じなのです。10時前に家を出て西へ。目標は靴の修繕をお願いした元町大丸神戸。1月3日ゆえに水道筋も大安亭もほとんど店は開いていない。1-2キロ歩くといつものごとく歩みは快調になった。
丁度11時頃にニュータンバの前を通りかかると何とすでに5-6人か並んでいる。馴染みの店が3日からやっているのだ❗寒かったが迷わず列に並んだ。
気まぐれの酒粕ポークカリ―を注文、美味しくいただいた。今日はご夫婦二人だけでの営業で客は時間差で店内へ。どんなに忙しくても決して手抜きせず美味しいカレ―をお客さんに味わって欲しい、マスターの心意気は皆さんご存知で寒くても不平を訴える人はひとりもいない。
内視鏡医療に従事して約40年、内視鏡の画質は格段に向上している。しっかり視れば内視鏡で完治できるステージ0のガン(粘膜内癌)はまず見落とすことはない。
昨今の内視鏡光源のトレンドはLED。だがフアィバ―スコ―プの時代から経験している私にはLEDの画像は前のキセノンの画像に比べてよく視えている感じがしないのだ。画像に色気がない。お間違えのないように、言い方を変えれば深みがないのだ。視覚と聴覚の違いはあるがCDで音を聴いた時とLPで音を聴いた時の違いに酷似している。
LED は省エネ、小型化などが内視鏡進化の効率・経済にマッチングしていることは間違いない。しかしこの効率・経済の追求により失われているものがあることを感じるのです。感じることを言葉で表すのは本当に難しい。
内視鏡室を青色LEDで照らす照明が何年か前から流行っている。いくつかの利点が挙げられているが最近牛舎の照明の仕事をしている方から青色LEDの照明が牛にストレスを与え授乳量が減ることが証明され白熱の照明に戻されていると聞いた。
AI内視鏡も効率・経済の追求からまさに出現した賜物だ。だが今のAIは視ているフィールドのみで実力が発揮できるものであり視ていない所の診断をしてくれるものではない。つまり丁寧、丹念にする時間さえあればAIの出る幕はないのだ。視ていない所の病変の診断をするAIの出現に期待したい。
内視鏡を含め機器は進化しないといけない宿命にさらされている。メ―カ―も大変だと思うが使用する者をある種の進歩の雰囲気の中に洗脳し利益の追求に邁進しているのではないか?(ちょっと厳しいですが😉)。
おそらく私が感じているのは効率・経済の追求が本来の人間性を蝕んでいるのではないかと言うこと。20年前感じたこれが私を自由診療の開業に向かわせた。
ニュータンバの丁寧に作られたカレ―を食べているとこんなことが脳裏に浮かんで来たのです。
皆さま、本年もよろしくお願いいたします。
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