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狂言ワークショップ

[2025.05.31]
5/27火曜日は大蔵流 能楽師 狂言方(狂言師) 井口 竜也 さんをお招きしてワークショップをしていただいた。井口さんとは京都因幡堂平等寺(https://inabado.jp/)の狂言の会でお会いしたご縁。ご縁をいただいた平等寺の住職夫人にも参加いただいた。
井口竜也さんは狂言界のルパン三世と言われている。狂言の歴史、姿勢、立ち座り、歩き方(すり足)、声の出し方・・・、古(いにしえ)からの日本の身体技法は丹田を中心とした動きに起源することを感じた。
身体全体から放たれる声の大きさとその迫力に参加者全員が感動していた。大きな声に出会ったことはあるが(例えばオペラ)、狂言師の発する声(音の振動)はその迫力に圧倒される。全身(心と体)を整え四肢の末端まで動員して発せられる音の洪水は道場全体を満たし井口さんの整った身体感が皆に伝わっていた。
私は狂言の発声に魅せられた。井口さんの整った心と体をその中に観、感じたからだと思う。日本の身体技法の一つの特徴は生きる構えの伝達であると確信した。
私は旦那芸として狂言を始める決心をした。
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